外壁塗装の耐用年数とは?長持ちさせるためのコツも解説します!
外壁塗装をお考えの際は、費用面もそうですが、どのくらい塗料が持つのか「耐用年数」が気になるところではないでしょうか。
この記事では、外壁塗料の耐用年数についてご紹介していきます。
また、外壁塗装をしっかりと長持ちさせるためのコツについても解説しますので、ぜひ最後まで読んでみて下さい。
□外壁塗料の耐用年数はどれくらい?
塗料によって大きく異なるので、いくつか紹介してみますと、まずウレタン塗料は耐用年数が8年から10年程度です。
ウレタン塗料はコストパフォーマンスに優れていますが、耐用年数が短く長い目でみるとメンテナンス回数も多くなるので戸建ての外壁塗装にはオススメしません。
次に人気の高いシリコン塗料の耐用年数は10年から18年と言われています。
耐用年数に幅があるのはシリコン塗料の中にもウレタンよりの安価な材料やフッ素グレード並みの耐候性のある材料もあるためです。
外壁塗装で塗料選びに迷ったら多くの方に選ばれているのはこのシリコン塗料です。
他にも、近年登場したばかりのラジカル塗料は耐用年数が15年程度で、耐用年数が長いといわれているフッ素塗料は15年~24年程度(材料により異なる)、最上級グレードの無機塗料は25年を超える材料まで発売されています。
しかし上記の耐用年数はあくまでも塗料メーカーの“期待耐用年数”になりますので、施工会社の過剰な営業トークには要注意です※。
□外壁塗装を長持ちさせるための方法とは?
はじめに考えられる方法としては、防水性を持つ塗料で雨水の侵入を防ぐということが考えられます。
防水性とは、建物にひび割れが入ってもそのひびを覆うような伸縮性を持つということですが、この防水性によって建物内部の腐食を防げるため、より長持ちをさせられます。
次に屋根材や外壁材の傷みが酷く進行してしまう前に早めのメンテナンスを行うことです。建物の築年数や建材の状態などによっては下地処理に時間と費用が掛かるだけではなく、塗料の期待耐用年数を下回ってしまうことも大いに予想されますので注意が必要です。これは私たちのような現場で作業をする職人なら感じる事ですが“補修作業にも限界がある”ということです。
最後に、定期的な掃除なども大切です。
建物の北面や植え込みの近くの壁などは湿気がこもりやすくジメジメとしています。そのため、他の塗装面に比べるとカビや藻が生えやすくなってしまうため、そこから塗装が劣化してしまいます。
塗料には防藻・防カビ効果のある材料もありますが、根本的な対策として、外壁の近くの植え込みをこまめに刈り込んだり、物を置かないようにしたりすることで風通しを良くしておくことが綺麗な状態を長く維持することに繋がります。
□まとめ
塗料は塗った直後から紫外線や雨水、結露などの影響により塗膜劣化が始まってしまいますが、カビといった外的要因によって劣化がさらに速くなってしまう可能性があります。汚れやカビが発生した場合は、ホースで水をかけながらスポンジでこすることによって取れることが多いので、早めの対応を心がけましょう。
塗料選びに迷われた際は、ぜひ当社にご相談下さい(^^)