外壁塗装の“艶あり”と“艶消し”どちらを選ばれますか?
外壁塗装をご検討中のお客様から、「塗り替え後に外壁がピカピカ光るのは好きじゃない‥」このようなご要望をいただく事があります。
今回はそのような皆様に向けて、塗料の艶あり・艶消しについてご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
□外壁塗装のツヤあり・ツヤなしとは?
そもそも艶(つや)とは、光沢のことを指します。
艶を出すことによって、塗装がよりきれいに見えたり、仕上がりがいいように見えたりします。
細かく言うと、塗料には「艶あり」「7分艶」「5分艶」「3分艶」「艶消し」の光沢が選べるようになっています。
基本的に塗り替えの際には、「艶あり」をオススメしていますが、お客様のご要望や建物の造り(和風・洋風)、外壁材の種類によって光沢の調整をする場合があります。
□艶のあり、なしの比較
一般的には、艶がある塗料は、ないものよりも耐候性(塗料の持ち)が良いです。
各社塗料メーカーで塗料の耐候性を試験する際にも「艶あり」塗料で行っているくらいです。
また、ほとんどの塗料は光沢がある状態が普通ですので、光り方の度合いを下げる場合には艶消し材を混ぜ合わせて使います。
艶消し塗料の場合は、本来の性能を下げてでも光沢をなくすことを優先しているので、パフォーマンスを発揮できません。そのため、耐久性が低下してしまうのです。
見た目も大きく異なります。
外壁の見た目がキレイに見えやすいのは艶ありの塗料です。
つるつるとした塗膜(塗装)のため汚れがつきにくく、付着したとしても雨水で簡単に流れます。
戸建て住宅の80%を占める“窯業系サイディング材”であれば圧倒的に艶ありが選ばれていますが、艶の調整をお考えの方には“3分艶”がオススメです。光沢感は艶消しに近く、より自然な仕上りになります。
艶なし塗料の場合は、マットな温かみのある仕上がりになります。
そのため、和風の建物や落ち着いた仕上がりにしたい場合はこちらを用いると良いでしょう。
艶消し仕上げは、高級感を演出できることもメリットとして挙げられます。
人によっては艶があることが安っぽく感じてしまう人もいますので、そのような方にオススメです。
□まとめ
今回は外壁塗料の艶(つや)に関して解説しました。
艶はあればあるほど良いという訳ではありませんし、その程度によって違いが多くあります。また、同色であっても艶ありと艶消しでは色の見え方が多少異なるので注意が必要です。
この記事を読んでくださった皆さんはその違いが少しでもご理解いただけたのではないでしょうか。
これから外壁塗装をお考えの方は1つの価値基準としてみて下さい。
もしこの記事を読んでご質問などございましたら、ぜひ当社にご相談ください(^^)