外壁塗装で失敗しないポイントは「建物診断」にあります
「数年前に塗装したばかりなのにもう色褪している…」
「工事中にあれもこれもで追加工事の高額請求がきた…」
残念ながら長年この仕事をしていると、このような話を聞くことも少なくありません。同じ業界にいる者として、とても残念で悔しい気持ちで一杯です。
では何故「外壁塗装」をするにあたって、このようなクレームやトラブルが絶えず発生してしまうのでしょうか・・・
まず、外壁塗装や屋根塗装の最大の目的は何だと思われますか?
もちろん美観はとても大切ですが一番は「大切な住まいを長持ちさせる事」です。
そして建物の重要な点検箇所は通常見えにくいところにあり、目に見える部分だけを綺麗にするのでは、本来の“大切な住まいを長持ちさせる”という役割を果たせず、数年後に不具合が出てクレームやトラブルへと繋がってしまうのです。
こういった事から見積り前の建物診断はとても重要です。
建物診断では、以下の3つの判断力が必要となります。
1・【屋根・外壁の素材ごとに合う最適な塗料の選択】
水性塗料・溶剤塗料のどちらが合うのか、塗膜は固いものが良いのか、柔らかいものが良いのか、つや有り?つや消し?など、一口に塗料といってもたくさん種類があります。選定を間違えて屋根や外壁の素材に合わないものを塗ってしまうと、早期に色褪せや剥がれなどの不具合が発生してしまいます。
2.【築年数&建物の状態を確認し妥当な塗り替え時期の判断】
屋根材・外壁材どちらにも言えますが、適切な塗り替え時期を過ぎてしまっている建物は、塗装メンテナンスでは長持ちしない事があります。そうなると新しく張替するほうが費用対効果が高い場合があります。何でもかんでも塗装をすれば良いというのは間違いです。
3.【傷んでしまった部分への適切な修繕方法の診断】
10年以上この仕事をしていますが、塗装工事で一番大切なのは下地処理と言っても過言ではないでしょう。
いくら高級な塗料を使っても、塗装回数を4回塗り5回塗りと増やしても、元々の状態が悪かったり、雨漏りするようでは何の意味もありませんよね。
屋根瓦にひび割れがあればコーキングで一時的に直すのではなく、新品へ交換する。外壁の塗装が剥がれていれば、パテで補修してから塗装をする。など当然のことですが、実際見積り段階でそこまで考えながら建物を測っている業者さんは少ないと思います。そうすると現場が始まってから、あれもこれもと追加で費用が掛かったり、家の人には伝えずにそのまま放置するといった最悪なケースになる事も考えられます。
このような判断の上、それぞれの建物に合った最適な見積書を提出するには、業者の過去の経験や実績、専門知識などが問われます。
訪問販売系の営業マンに多いと聞くのですが、見積りの際に屋根やベランダにも登らず、家の周囲をグルっと10分~15分見ただけで帰ってしまう場合もあるようです。この程度の調査時間で果たして10年後、15年後のお家の状態を考えた提案が出来るのでしょうか?
“ただ塗るだけ”の工事なら図面を見て面積さえ分かればいいのですが、“住まいを長持ちさせる”為に必要な外壁塗装工事の場合、お家の状況などの十分なヒアリング、修繕箇所の対策などを考えながら計測しますので、最低でも1時間程度は時間が掛かってしまいます。
複数の塗装業者に見積りに来てもらう際は、現地調査をどれだけ丁寧にしてくれたのか、適正な修繕方法を提案してくれるのか、こういった対応を見分けることが塗り替え工事の成功のカギとなります👆
有資格者による「建物診断書」とは?
安心工房では、一級塗装技能士・外壁診断士・雨漏り検診アドバイザーといった建物知識の豊富な有資格者が、
*あなたの大切なお家の劣化現状をご報告
*修繕が必要な箇所の特定と修繕方法について
*様々なお家の外壁材に最適な塗料を3~4パターンご提案
*屋根や外壁及び付帯部の塗装方法、使用する塗料缶数
以上の内容をまとめた写真付きの「建物診断・提案書」を作成し、施主様へご提出させて頂きます。
塗り替え工事は決して安いお金ではありません。
工事を「する」「しない」に関わらず、私たちが専門職として出来るだけ多くの情報を検討中のお客様へご提示することは当たり前のことです。それを見たお客様が大切なお家の現状を理解し、修繕部分などの詳細が分かることで失敗のない外壁塗装工事につながると思っています。
見積り&建物診断書は無料で承っておりますので、気軽にお問合せ下さい。