名西郡石井町石井S様邸② コーキング打ち替え・軒天塗装・屋根下塗り・中塗り・上塗り・外壁下塗り
【屋根・外壁塗装工事を行っている名西郡石井町石井S様邸の作業内容をご紹介します
≪コーキング打ち替え≫
窯業系サイディングボードの継ぎ目には、雨水の侵入を防ぐ為にコーキング材が充鎮されています。外壁塗装工事の際は、経年劣化したコーキングの打ち替え工事が必要になります。
既存コーキング材撤去後、目地に“ボンドブレーカー”と呼ばれる緑色の専用テープを貼り付けします。
通常コーキング材の接着面は目地奥(底部)を除く、両端の2面接着になります。一見すると、目地奥と両端の3面をきっちり密着させることのほうが良いように思われがちですが、3面接着の場合、外壁材の反りや建物の揺れに対して柔軟に対応できず、目地が動いた場合にコーキング材が切れてしまいます。
こういった不具合を防ぐ為に、ボンドブレーカーを入れて目地奥(底側)への接着を防ぎます。
≪屋根塗装前・下地処理≫
屋根材の重なり部分には“シリコンコーキング”と呼ばれる塗料との相性(密着)が悪いシーリング材が充填されていましたので、塗装前に専用プライマーを塗布します。(塗装可能なシーリング材は変成シリコン系やポリウレタン系の材料になります)
≪軒天塗装≫
続いて、軒天塗装作業へと進んでいきます。軒天=軒裏の事です。基本的に外壁塗装工程では建物の高い所から順番に作業を進めていきます。
まずは密着性を向上させる下塗り“シーラー(プライマー)”を塗装します。
軒天中塗り・上塗りの使用塗料は日本ペイント「ケンエースGⅡ」。
軒天専用のつや消し塗料で、防藻・防カビ性に優れていますので湿気の多い軒天にお勧めです。
≪屋根下塗り≫
屋根下塗り作業状況です。S様邸の屋根材は“モニエル瓦”という種類で、※スレート瓦やセメント瓦とよく似ていますが別物になります。
下塗りには、アステックペイント「モニエルパワープライマー」を使用します。
モニエル瓦専用の下塗り材で、スラリー層(着色層)への浸透力に優れているため、塗膜剥離などの表面劣化を防ぎます。
モニエル瓦の下塗り材が垂れるぐらい多めに塗装していく必要があります👆
≪屋根中塗り≫
続いて、屋根中塗り作業です。使用塗料はアステックペイント「スーパーシャネツサーモSi」。屋根用の遮熱塗料です。
遮熱塗料には、太陽光を反射し室内の温度上昇を抑制する機能がありますので屋根材に直接塗るだけで効果があります。
また様々な塗料メーカーの遮熱塗料がある中で、アステックペイントのスーパーシャネツサーモSiは、遮熱無機顔料(チタン複合特殊無機顔料)を配合していますので、高い遮熱効果を発揮します。
一般的には濃い色味の場合、日射反射率(遮熱性)が低くなりますが、濃い色味でも高日射反射を実現します。プラスα、無機顔料は紫外線に強いため変色・退色がしにくい塗料です。シリコン塗料のなかでも、最上位の耐候性があり*当店でも人気の塗料です。
≪屋根上塗り≫
中塗りと同じ塗料「スーパーシャネツサーモSi」を塗装していきます。
≪外壁下塗り≫
外壁下塗りの作業状況です。使用塗料はアステックペイント「エピテックフィラーAEⅡ」。
“微弾性フィラー”とも呼ばれている下塗り材で、「密着性」はもちろん「塗膜に追従性」があるので軽微なひび割れは埋めてしまう下地調整も兼ね揃えた塗料です。
またエピテックフィラーAEⅡを塗装する事で、外壁材への吸い込みが無くなりますので、中塗り・上塗りの仕上りがより一層よくなります。