名西郡石井町石井 M様邸 屋根・外壁塗装工事
名西郡石井町M様邸① 仮設足場組立・高圧洗浄
2021.03.08
数日前に近隣の皆様へ「工事のお知らせ」と挨拶回りを済ませ、3月4日(木曜日)より、M様邸・屋根外壁塗装工事が始まりました。
しばらくの間、近隣の皆様にはご迷惑をお掛け致しますが、何卒ご理解・ご協力をお願い申し上げます。
【高圧洗浄作業(水洗い)】
名西郡石井町・M様邸② コーキング打ち替え工事
2021.03.12
【屋根・外壁塗装工事を行っている石井町石井M様邸の作業内容をご紹介します】
コーキングとは・・・?
外壁のコーキング工事は、外壁材の劣化や建物内部への雨水浸入を防ぐために必要な工程になります。(シーリングでも正解◎)
実際コーキングがどのような部分に使われているかというと・・・
外壁材の目地(継ぎ目)や窓サッシ周りに、コーキング材を充填しておくことで雨漏りによる躯体の腐食・劣化を防ぐ役割をしています。
コーキング材は弾性(伸縮性)があるため、建物が揺れた際に起こる、外壁材のズレやひび割れに追従します。
ですが年数が経つと、コーキング材の表面が劣化してひび割れたり、ボロボロと剥がれるようになりますので定期的なメンテナンスが必要です。
【既存コーキング撤去作業】
【ボンドブレーカー貼り】
通常コーキング材の接着面は底部分(奥側)を除く両サイド面の接着が基本となります。
一見すると、底部分と両サイドの面の3面をきっちり密着させることが良いように思われがちですが、外壁材の「反り」や目地の「揺れ」に対し柔軟に対応できず、目地が動いた場合、シーリング自体に亀裂が生じやすくなってしまうので、底部分を除く両サイドの2面のみを接着させる2面接着が基本となります。
2面接着の施工が必要なことから、底部分にバックアップ材やボンドブレーカー(絶縁テープ)を貼ります。
【プライマー塗り】
【コーキング打ち(充填)・ヘラ仕上げ】
【コーキング使用材料】
サンライズ株式会社:SRシールNB50
【使用済材料】
名西郡石井町・M様邸③ 養生・軒天塗装・雨どい塗装・破風板塗装
2021.03.19
【屋根・外壁塗装工事を行っている石井町石井M様邸の作業内容をご紹介します】
【養生作業】
まずは「養生(ようじょう)」です。窓枠サッシやベランダの手摺、コンクリート土間などの“塗装をしない部分”に塗料が飛散しないようにビニールで覆います。外壁塗装の工程で言えば、養生は地味な作業になりますが、どこまで丁寧に行うかで塗装の完成度が決まると言っても過言ではありません。
サッシ枠に貼るマスキングテープがガタガタになっていたり、塗料が飛散していれば、いくら外壁を綺麗に塗り替えたとしても台無しになりますよね。
【軒天塗装】養生が終わりましたので軒天(のきてん)と呼ばれる軒裏から塗装を進めます。
【雨どい塗装・破風板(はふいた)塗装】
【目地シーリング・下地処理】
続いては、外壁塗装後に目地シーリング部分のひび割れや剥離などの不具合が出ないように弾性フィラーを塗装します。
一般的に弾性フィラーは鉄筋コンクリートやモルタル壁などのひび割れを埋めたり、再発を軽減する役割として使用される事が多い下地調整材(下塗り)です。
サイディング壁の場合このような下地処理は必要ありませんが、M様邸の外壁は多彩模様塗料仕上げになりますので、シーリング上に塗装する場合は多少ひび割れなどのリスクがあるようです。万が一の為にメーカーの施工要領書に従って作業を行います。
名西郡石井町・M様邸④ 外壁下塗り・上塗り(多彩模様塗料)
2021.03.25
【屋根・外壁塗装工事を行っている石井町石井M様邸の作業内容をご紹介します】
≪多彩模様塗料とは?≫
現在、一般的な外壁塗装工事では、刷毛やローラーを使って単色(1色)の塗料で仕上げることがほとんどです。(外壁材の種類に関わらず)
しかし、多彩模様塗料は専用ガンによる吹付仕上げ工法を行いますので独特の質感や意匠性を創り出すことが可能になります。
塗料には、色調や色合いの異なる顔料やチップが混ぜ込まれている事で、美しい多色模様と立体感を出すことができ、本物の石材やタイルを思わせるようなデザイン性の高い仕上がりとなります。
◎多彩模様塗料のメリット
・サイディングの意匠性を残したいが、クリヤー塗装ができない状態
・周りの家と同じにしたくない、高級感のある仕上がりが良い
・外壁を張り替えたような新築感あふれる外観
×多彩模様塗料のデメリット
・単色仕上げに比べて費用が掛かる
・技術力が低い、吹付塗装に慣れていない職人が施工すると仕上がりが悪い(ムラが出る)
・立地条件によっては吹付が出来ない、事前に近隣住宅へ協力をお願いする必要がある(飛散防止用のカーシート設置など)
M様邸の多彩模様塗料は日本ペイント「水性ペリアートUV」を使用します。シリコングレードで約12~15年程度の耐候性が期待できます。
【水性ペリアートUV・下塗り】
【水性ペリアートUV・上塗り】
下塗りをしっかり乾燥させてから、いよいよ上塗り(多彩模様塗料)の吹付作業に入っていきます。
名西郡石井町・M様邸⑤ タスペーサー取付・屋根塗装・付帯部塗装
2021.03.29
【屋根・外壁塗装工事を行っている石井町石井M様邸の作業内容をご紹介します】
≪タスペーサー・縁切りとは?≫
M様邸の屋根材「コロニアル」や「カラーベスト」と呼ばれる、平板化粧スレート屋根(瓦)の塗り替え工事では“縁切り”と言って瓦と瓦の隙間を確保する作業(縁切り)が必要になります。
通常、大雨や台風など想定外の雨が降った際に、屋根材の重なり部分から入った雨水は屋根材の下を通って排出される仕組みになっています。(*屋根下の防水シートで雨水浸入を防いでいます)
しかし、平板化粧スレート屋根を塗装する場合、屋根材の重なり部分を塗料で塞いでしまう可能性があります。すると、屋根下に残ってしまった雨水の逃げ場がなくなり、下地材(合板コンパネ)を腐らせたり、瓦を固定する釘穴などから雨漏りが発生する恐れが出てきます。
そうした不具合を防ぐために、縁切りとして塗装前に「タスペーサー」という部材を屋根材の重なり部分に挿入する必要があるのです。
≪屋根下塗り≫
≪屋根中塗り≫
≪屋根上塗り≫
≪付帯部塗装・おもてなし工事≫
続いては付帯部塗装です。付帯部とは、外壁や屋根に付随する部分のことを言います。外壁や屋根の塗り替え工事では、こういった部分の塗装も一緒にメンテナンスをします。
基本的にシャッターBOX・小庇・水切りなどの塗装は*サービス(おもてなし工事)で塗装させて頂いております。
以上でM様邸の屋根・外壁塗装工事の作業工程がすべて完了いたしました。
本日、施主さん(奥様・旦那様)立会いのもと、完了検査も問題なく終わりましたので、3月30日(火曜日)に足場を解体します。
足場解体後、土間の掃き掃除&最終確認を行いまして工事完工となります。