名西郡石井町石井 T様邸 外壁塗装工事
名西郡石井町T様邸① 仮設足場組立・高圧洗浄・モルタル浮き部(エポキシ樹脂注入工法)
2022.10.06
≪仮設足場組立≫
石井町T様邸の屋根・外壁塗装工事が始まりました。しばらくの間、近隣の皆様方には大変ご迷惑をお掛けしますがご理解・ご協力をお願い申し上げます<m(__)m>
≪高圧洗浄(水洗い)≫
塗装工事に入る前にまずは高圧洗浄機を使って苔や藻などの汚れ、劣化した塗膜を丁寧に落としていきます。
≪before⇒after≫
≪モルタル浮き部(注入工法)≫
T様邸はRC造(鉄筋コンクリート)の建物になります。
外壁仕上げのモルタルに浮き部が多く見られましたので、「アンカーピンニング・エポキシ樹脂注入工法」という工法で塗装前に補修を行っていきます。
建物を修繕する際に行われる工法のひとつで、モルタル・コンクリート・タイルなどの剥離による落下を未然に防ぐために、浮いてしまっている部分をアンカーピンニングやエポキシ樹脂で固定することを目的としています。
塗装前の下地補修が完了しました
外壁塗装工事の際は、色を塗り替えるだけで済むことが多いのですが、少なからず今回のような補修工事が必要になるケースも発生します。
専門的な知識や技術を持たない業者ですと、見逃してしまったり最悪の場合は“見て見ぬふり”をする可能性も考えられますので、工事を依頼するときは十分気を付けてください👆
次回の作業は補修部分を目立たないようにする為に、既存の外壁模様(パターン)と同じパターンを吹付塗装で再現していきます。
名西郡石井町T様邸➁ クラック補修・外壁模様合わせ(吹付)・外壁下塗り
2022.10.15
【屋根・外壁塗装工事を行っている名西郡石井町T様邸の作業内容をご紹介します】
≪クラック補修≫
コンクリート壁やモルタル壁の場合、塗装前の下処理としてひび割れ(クラック)の補修がとても重要になります。特に雨水が侵入するような大きなひび割れは、建物に漏水するだけでなく媒体(構造体)にも悪影響を及ぼしますので早めの修繕が必要です。
≪外壁模様合わせ(吹付)≫
モルタル浮き部の補修(注入工法)を行った箇所です。
既存の外壁模様(パターン)に合わせて、補修跡が目立たないようにする作業です。
まずは穴埋めで使用した補修材(セメント)の下塗りとして「水性カチオンシーラー」を塗装し、付着性を向上させます。
続いて外壁模様付けの工程です。コンプレッサー機械を使用し、専用ガンに塗料を入れて吹付します。
パターン吹付後、表面をプラスチック製のローラーで押さえます。(ヘッドカットと呼ばれる工法です)
軒裏部分も同じように補修箇所がありますので、既存の外壁模様に合わせます。軒裏は“リシン”と呼ばれるザラザラの砂壁状仕上げになりますので塗料を替えて吹付します。
≪コーキング工事≫
コンクリートブロックとパラペット取合いの防水処理です。ひび割れから雨水が侵入していましたので塗装前にしっかりとコーキング材を充填します。
≪外壁下塗り≫
外壁下塗り作業へと移っていきます。
使用塗料はアステックペイント「エピテックフィラーAEⅡ」。
“微弾性フィラー”とも呼ばれる下塗り材で、「密着性」はもちろん「塗膜に追従性」があるので軽微なひび割れは埋めてしまう下地調整も兼ね揃えた塗料です。
またエピテックフィラーAEⅡを塗装することで、外壁材への吸い込みが無くなりますので、中塗り・上塗りの仕上がりが一層よくなります。
名西郡石井町T様邸③ 外壁塗装(パラペット)・外壁中塗り・上塗り
2022.10.25
【屋根・外壁塗装工事を行っている名西郡石井町T様邸の作業内容をご紹介します】
≪外壁塗装(パラペット≫
コンクリートブロックを積み上げた“パラペット”部分の塗装作業です。
パラペットとは、屋上やバルコニー等の外周部に設置された低い手摺のような部位を言います。
まずは付着性に優れた「カチオンシーラーEPO(透明)」を下塗りとして塗装します。
下塗り乾燥後、中塗りの工程になります。
使用塗料はスズカファイン株式会社「ビーズコートSi」。
この塗料の特徴は、落ち着いた“つや消し”の落ち着いた仕上がりと、“超撥水性塗料”という点です。
雨が降った際に、雨水が丸まって水滴になり外壁に付着した汚れなどを絡め取りながら落ちることで、雨筋汚れやカビ・藻の発生を抑制します。
また、このような形状のコンクリートブロックは内部に雨水が侵入しやすく、水蒸気などの影響で塗膜が膨れやすいため、透湿性にも優れたビーズコートSiがお勧めです。
続いて「ビーズコートSi」2回目の上塗りとなります。
通常はこの工程(下塗り➡中塗り➡上塗り)で完了になりますが、予想以上にブロックへの塗料の吸込みがありました。
適切な膜厚をきちんと確保するために、上塗り乾燥後に上塗り2回目を塗装して仕上げます👆
≪外壁中塗り≫
続いて外壁の中塗り作業状況です。
使用塗料はアステックペイント「シリコンREVO1000-IR」です。
・この塗料は一般的なシリコン塗料の約3倍のシリコン成分が配合されていますので、高い耐候性があります。(*期待耐候年数13~16年)
・また紫外線などにより、塗料の色褪せの劣化要因になる「ラジカル」の発生を抑制する「ラジカル制御型白色塗料」を採用。塗膜の劣化を抑制します。
・遮熱性があり、熱を吸収しにくいので近赤外線を効果的に反射する塗料です。
≪外壁上塗り≫
中塗り塗装後、12時間以上しっかりと乾燥させてから、シリコンREVO2回目の上塗り工程です。
安心工房では外壁塗装の工程は※一日一工程までと定めています。春夏秋冬、季節に関係なく「下塗り」「中塗り」「上塗り」まで、塗装間隔(インターバル)をしっかり守ることで塗料性能を最大限まで引き出す努力をいたします。
名西郡石井町T様邸④ 外壁塗装(パラペット)・鉄部塗装・足場解体
2022.11.05
【外壁塗装工事を行っている名西郡石井町T様邸の作業内容をご紹介します】
≪外壁塗装(パラペット)≫
「ビーズコートSi」の上塗り(2回目)の作業状況です。
パラペット部分は予想以上に塗料の吸込みがあり、通常の下塗り⇒中塗り⇒上塗りの工程では納得のいく仕上りになりませんでしたので、更に上塗り2回目を塗り重ねました👆(計4回塗り)
中塗り、上塗り(ビーズコートSi)は計6缶使用しました。
現調・見積りの段階ではどうしても不透明な部分もあり、実際の作業に入ってから工程の変更や追加が必要なケースもあります。ですが当店では可能な限り追加費用が発生しないように“仕上り優先”で進めさせていただきます(^^)
≪鉄部塗装≫
外壁塗装が終わりましたら、窓などを覆っていたビニール養生を撤去し、細部塗装を仕上げます。シャッターBOX、屋上へ登るための梯子の鉄部塗装です。
石井町T様邸、外壁塗装工事の全工程が完了しました。
9月下旬から工事に着手し、何とか予定通り10月末に足場解体まで完工することが出来まして私たちも一安心です💦
工事期間中はご不便をおかけする事もあったかと思いますが、温かいお言葉まで頂きましてありがとうございました✨
今後とも末永いお付き合いを宜しくお願い致します<m(__)m>