名西郡石井町石井 S様邸 屋根・外壁塗装工事
名西郡石井町石井S様邸① 足場組立・高圧洗浄・コーキング打ち替え・屋根補修工事・屋根下塗り
2023.11.09
≪仮設足場組立≫
名西郡石井町石井S様邸の屋根・外壁塗装工事が始まりました。
しばらくの間、近隣の皆様方には大変ご迷惑をお掛けしますがご理解・ご協力をお願い申し上げます。
≪高圧洗浄(水洗い)≫
塗装工事に入る前の下地処理です。業務用のガソリンエンジン式の高圧洗浄機を使って苔や藻などの汚れ、劣化した塗膜を丁寧に落としていきます。
≪before⇒after≫
≪コーキング打ち替え≫
高圧洗浄が完了した外壁面からコーキングの撤去を行います。
外壁材継ぎ目の「目地」や「サッシ廻り」の劣化したコーキングを剥がす作業です。
コーキング撤去後、マスキングテープで養生を行い、外壁とコーキング材の接着性を向上させるために、プライマーを塗布します。
プライマー乾燥後、コーキング材の充鎮とヘラ等で押さえて仕上げます。
外壁面以外のベランダ手摺まわりもコーキング材で防水処理を行いました👆
こういった箇所から雨水が侵入し、外壁内部の木材を腐食させてしまうケースがありますので建物全体の防水を目的とした工事になります。
続いて付帯部のコーキング打ち替えです。外壁と軒天(軒裏)の取合いの隙間を埋めていきます。
≪屋根補修工事≫
屋根塗装前の補修工事です。
ケラバ(袖瓦)の釘穴から雨水が侵入し、下地の木材が部分的に腐食している箇所が見られましたので瓦を外して下地を補修します。
下地の補修を行い、高さを調整しました。補修後は歪みが無くなり、瓦と瓦の隙間が元通りになりました(^^)
続いて屋根の漆喰(しっくい)補修です。瓦と瓦の隙間を埋めていた新築時のモルタルが劣化し、欠損していましたので屋根用南蛮(なんばん)漆喰を塗り直しました。
≪屋根下塗り≫
いよいよ屋根塗装がスタートです。
S様邸の屋根材は“モニエル瓦”という種類で、※スレート瓦やセメント瓦とよく似ていますが別物になります。
下塗りには、アステックペイント「モニエルパワープライマー」を使用します。
モニエル瓦専用の下塗り材で、スラリー層(着色層)への浸透力に優れているため、塗膜剥離などの表面劣化を防ぎます。
プライマー塗装後、新しく打ち直したビス頭のコーキング防水処理を行いました。
≪屋根下塗り2回目≫
屋根材の劣化が進行していた為、2回目の下塗り材料は厚膜タイプの下地調整塗材を使用します。一般的な浸透形シーラーと比べて、塗膜に厚みが付きますので傷んだ屋根材の凹凸をカバーします。
下塗りの工程で、吸い込みと下地調整をしっかりと行うことで、上塗り塗料の仕上りや耐候性が確実に向上します。
≪軒天パテ付け≫
軒天の下地処理です。軒天はケイカル板(ケイ酸カルシウム)というボードを張っていますが、雨風によって経年劣化が進行し表面の凹凸が目立ちます。
パテ付けはこういった部分にパテを充填し平滑にする工程です。
パテ付けを2回行ってから乾燥後に紙やすりで研磨し表面を整えます。
軒天の下地処理が完了しました。次回は窓などの養生を行い、外壁塗装に取り掛かります(^^)
名西郡石井町石井S様邸② 鉄部&木部下塗り・外壁下塗り・軒天塗装・屋根中塗り
2023.11.14
【屋根・外壁塗装工事を行っている名西郡石井町石井S様邸の作業内容をご紹介します】
≪鉄部&木部下塗り≫
“ケレン”とは、サンドペーパーなどを用いて旧塗膜を剥がしたり、表面を整えて仕上りや塗料の付着性を良くする為に行います。もしケレン作業を行わずにそのまま塗装をすると、早期に剥がれてしまう恐れがありますので、塗装前の下処理作業はとても重要になります。
続いては下塗り塗装。錆止め効果と密着性向上の「パーフェクトプライマー」を下塗りします。
「パーフェクトプライマー」は名前の通りオールマイティーな下塗り材で、鉄部には錆止め効果、木部には塗料の吸い込みを防止する効果も期待できます。
S様邸の外壁と軒天の間にある“見切り材”は木部ですので、上塗り塗料の吸い込みを少なくするために適切な下塗りが必要になります👆
≪外壁下塗り≫
南面のベランダ外壁です。S様邸の外壁材は窯業系サイディングですが、ベランダのみ“モルタル壁”になります。
雨水が直接当たるので、塗装が剥がれて下地のモルタルが剥き出しになっている箇所が見受けられました。素地(モルタル)の上には密着性の高い「水性カチオンシーラー」を塗装して処理させて頂きました(^^)
続いて、アステックペイント「エピテックフィラーAEⅡ」を全面の外壁に塗装していきます。
“微弾性フィラー”とも呼ばれている下塗り材で、「密着性」はもちろん「塗膜に追従性」があるので軽微なひび割れは埋めてしまう下地調整も兼ね揃えた塗料です。
下塗り材にエピテックフィラーAEⅡを塗装する事で、外壁材への吸い込みが無くなりますので、中塗り・上塗りの仕上りがより一層よくなります。
≪軒天塗装≫
軒天塗装作業へと進んでいきます。軒天=軒裏の事です。
軒天の下塗りにも「水性カチオンシーラー」を塗装していきます。
下塗り完了後、中塗り作業です。使用塗料は日本ペイント「ケンエースGⅡ」。
軒天専用のつや消し塗料です。湿気の溜まりやすい軒天ですが、ケンエースGⅡは透湿性や防カビ性に優れています。
≪屋根中塗り≫
屋根の中塗り作業状況です。
使用塗料はアステックペイント「スーパーシャネツサーモSi(シリコン)」。
2液型遮熱シリコン塗料で、太陽光を反射し室内の温度上昇を抑制する機能がありますので屋根材に直接塗るだけで効果が期待できます。
名西郡石井町石井S様邸③ 屋根上塗り・外壁中塗り、上塗り・雨戸戸袋塗装・ベランダ防水工事
2023.11.28
【屋根・外壁塗装工事を行っている名西郡石井町石井S様邸の作業内容をご紹介します】
≪屋根上塗り≫
屋根上塗り作業です。中塗りと同じ「スーパーシャネツサーモSi」を塗装していきます。上塗りだからと塗料を薄めるのは厳禁です。
中塗りと同じように塗料をたっぷりと塗り重ねることで、耐候性のある塗装が完成します👆
≪外壁中塗り≫
続いて、外壁中塗り作業です。ここからがお客様に選んで頂いた外壁色を塗装する工程となります。
使用塗料はアステックペイント「超低汚染リファイン1000Si-IR」。
①超低汚染⇒微密で水と馴染みやすい塗膜が外壁汚れの付着を防ぐだけでなく、付着した汚れを雨水で洗い流す効果があるので、塗り替えた後の美観を保つ。
②高耐候性⇒特殊アクリルシリコン樹脂と無機成分の結合により、期待耐候年数は一般フッ素グレード並みの約15年~18年。
③遮熱性⇒室内の温度上昇を抑え、塗膜が汚れにくいので遮熱効果も長持ちする。
上記のような多機能性のある優れた塗料です(^^♪
≪外壁上塗り≫
中塗り塗装後、12時間以上しっかりと乾燥させてから上塗り工程です。
安心工房では外壁塗装工事の工程は※一日一工程までと定めています。春夏秋冬、季節に関係なく「下塗り」「中塗り」「上塗り」まで、塗装間隔(インターバル)をしっかりと守ることで塗料性能を最大限まで引き出す努力をいたします。
≪雨戸・戸袋塗装≫
続いて、雨戸塗装作業です。塗装前に紙やすりで表面を研磨し下地調整を行います👆
鉄部&木部塗装で使用した「パーフェクトプライマー」を下塗りしていきます。
中塗り作業ではアステックペイント「マックスシールド1500Si」を使用します。
期待耐候年数は約13年~16年。高耐候性の弱溶剤2液形シリコン塗料です。
続いて、戸袋塗装です。写真のような形状の戸袋は、基本的にコンプレッサーの機械での吹付塗装を行います。刷毛やローラーで塗装すると、刷毛跡やローラー模様が入るのでどうしても仕上りが悪くなってしまいます。
均一に仕上げる為にはスプレーガンによる吹付塗装が適しています。もちろん、近隣への飛散防止として、養生作業は念入りに行います。
≪after≫
庇部分も同じ塗料で塗装を行います。
≪ベランダ防水工事≫
続いてベランダ防水工事作業へと進んでいきます。
まずは下地処理として防藻・防カビ剤を塗装していきます。高圧洗浄で落としきれない頑固な汚れを薬品で除去します。
排水ドレン&カバーは鉄部ですので、錆止め処理を行います。
ベランダ防水の経年劣化したモルタルの「下地調整」として、カチオン系ポリマーセメント材を金コテで塗布し、下地を平滑に整えます。
下地が凸凹の状態で防水材を塗布しても厚み(膜厚)が付きませんので下地調整は必ず行います👆
よく乾燥させてから密着性向上と下地の吸い込みを防止するための防水用“プライマー”を塗布します。
続いて、防水材1回目を塗布します。今回は戸建て住宅で多く使用される「ウレタン塗膜防水」を行います。
最後に紫外線などから防水層を保護するために「トップコート」の塗装を行います。
名西郡石井町石井S様邸④ 雨樋工事・破風板 板金工事・足場解体、工事完工
2023.12.13
【屋根・外壁塗装工事を行っている名西郡石井町石井S様邸の作業内容をご紹介します】
≪雨樋工事≫
S様邸の雨樋は吊り金具が錆びていたり、継ぎ手(ジョイント)部分からの雨漏りの可能性もありましたので、今後の耐久性も考えて新品へ交換いたしました👆
どうしても素材自体の経年劣化が進行している場合は、塗装でメンテナンスを行っても耐久性を向上させることは難しいので、事前にお客様と相談しながら最善な方法をご提案させていただきます。
(※20年以上前の雨どいは廃盤になっているケースが多いので、部分的な交換・補修がどうしても難しいのです…)
【before⇒after】
≪破風板・板金工事≫
続いて、破風板(はふいた)板金工事の作業状況です。
板金=薄い金属製の鋼板を加工して張り付けることで、「板金巻き」と言います。
S様邸のような木製の破風板ですと、どうしても塗装では長持ちしませんので、板金を上から巻くことで木材を雨水から保護し、他の部位(屋根や外壁)とメンテナンス周期を合わせるのが目的です。
鋼板は「ガルバリウム」を使用しますので、錆に強く、表面塗装も耐候性に優れていますので長期間メンテナンスフリーになります👆
【before⇒after】
≪足場解体・工事完工≫
名西郡石井町石井S様邸の屋根・外壁塗装工事が完工しました✨
今回の改修工事では、塗装工事以外にも雨樋工事・板金工事・防水工事とボリュームのある外装リフォームとなりました。
実は弊社がこの住宅地でお仕事をさせて頂くのは、S様邸で「3棟目」になります。手前味噌にはなりますが、このようにお近くで続けて仕事を任せていただけるという事は、何かしら近隣の皆様へ“私たちの想い”や“仕事への姿勢”を評価いただけているからだと感じております。
私たちはこれからも初心を忘れず、「一軒一軒のお客様に真摯に向き合う」この気持ちを改めて強く思う、そんな現場だったように思います<m(__)m>
今後もお家のことで気になる所がございましたら迅速にご対応させていただきます。この度は大変お世話になりました(^^)