徳島市国府町 O様邸 屋根・外壁塗装工事
徳島市国府町O様邸① 足場組立・高圧洗浄・コーキング打ち替え
2024.03.01
≪仮設足場組立≫
徳島市国府町O様邸の屋根・外壁塗装工事が始まりました。しばらくの間、近隣の皆様方には大変ご迷惑をお掛けしますがご理解・ご協力をお願い申し上げます。
≪高圧洗浄(水洗い)≫
塗装工事に入る前にまずは高圧洗浄機を使って苔や藻などの汚れ、劣化した塗膜を丁寧に落としていきます。
屋根材は「薄型化粧スレート」です。塗装の撥水効果が無くなり、屋根材が雨水を含みやすくなっている事が原因で“苔”が発生していました。
塗装の密着性を確保するためにもしっかりと付着物を除去します👆
≪after≫
≪コーキング撤去≫
窯業系サイディングボードの継ぎ目には、雨水の侵入を防ぐためにコーキング材が充鎮されています。外壁塗装工事の際は、経年劣化したコーキングの打ち替えが必要になります。
まずは建物全体の目地やサッシ廻りの撤去作業を行います。
≪コーキング打ち替え≫
コーキング撤去後、外壁材とコーキングの密着性を向上させるために、充鎮部に専用プライマーを塗布します。
プライマー乾燥後、コーキング材を専用ガンで充鎮していきます。
充鎮したコーキング材をヘラで仕上げていきます。
≪after≫
外壁塗装の仕上げ色に合わせてコーキング色を選定しました👆
徳島市国府町O様邸➁ 軒天塗装・タスペーサー取付・屋根下塗り、中塗り、上塗り・外壁下塗り、中塗り、上塗り
2024.03.13
≪軒天塗装≫
サッシ窓やベランダ手摺、アルミ製テラスや土間コンクリートなどに塗料が飛散しないように「養生作業」を行い、いよいよ外壁塗装がスタートです。
まずは軒天塗装の作業状況です。下地処理として、釘穴や欠損部のパテ付けから行います。
≪軒天1回目・2回目≫
軒天塗料はアステックペイント「マルチエースⅡ-JY」。弱溶剤系塗料で、艶消しタイプで落ち着いた仕上がりになります。
また軒天は日が当たらない場所なので湿気を多く含んでいるため、カビや苔が繁殖しやすい箇所です。マルチエースⅡ-JYは防カビ・防藻効果に優れているので、お家の美観を長期間保つことが可能です。
軒天1回目が乾燥してから2回目の仕上げを行います(^^)
≪タスペーサー取付≫
続いて屋根塗装です。
塗装前に“タスペーサー”という部材を屋根材(瓦の隙間)に取付します。
薄型の化粧スレートの塗り替えでは“縁切り”と言って瓦と瓦の隙間を確保する作業が必要になります。
通常、大雨や台風などの想定外の雨が降った際に、屋根材の重なり部分から入った雨水は屋根材の下を通って排出される仕組みになっています。(※屋根下の防水シートで雨水侵入を防いでいます。)
しかし化粧スレート屋根を塗装する場合、屋根材の重なり部分を塗料で塞いでしまう可能性があります。すると、屋根下に残ってしまった雨水の逃げ場がなくなり、下地材(合板コンパネ)を腐らせたり、瓦を固定する釘穴などから雨漏りが発生する恐れが出てきます。
そうした不具合を防ぐために、縁切りとして塗装前に「タスペーサー」という部材を屋根材の重なり部分に挿入する必要があるのです。
≪屋根下塗り≫
続いて屋根下塗り状況です。
板金部(金属)は表面にあえて細かな傷をつけて、塗料が付着しやすいように下地処理として目荒らししていきます。
板金部の下塗り塗料はスズカファイン株式会社「ワイドさびストップ」。
2液形エポキシ樹脂系のさび止め塗料で、素地のさびと反応し、さびを安定な状態に転換し、さびの発生を長期間抑制します。
続いて屋根材(スレート)の下塗り作業へと進んでいきます。使用塗料はアステックペイント「HBプライマーJY」。
無機系塗料専用の下塗り材で、遮熱性の向上と上塗り材との密着性を高める効果があります。
≪屋根中塗り≫
続いて、屋根中塗り作業です。使用塗料はアステックペイント「無機ハイブリッドコート」。
①高耐候性⇒劣化に強い無機成分を約60%以上の高い配合率で含んでいるため、非常に高い耐候性を発揮します。紫外線からの影響を受けづらく、劣化に強いため屋根を長期間美しく守ります。期待耐侯年数は約20年以上。
➁柔軟性と高硬度⇒有効成分を配合することで無機成分の弱点であった割れやすさを低減。硬度はそのままに割れの起きにくいしなやかな塗膜を形成します。
③低汚染性⇒親水性(水に馴染みやすい性質)を富んだ塗膜表面を形成するため、付着した汚れと塗膜の間に雨水が入り込みやすく、雨水によりセルフクリーニングされます。
④遮熱性⇒遮熱顔料を配合することにより、温度上昇の原因となる近赤外線を効果的に反射し太陽光の吸収を抑制、屋内温度の上昇を抑えます。
以上のような、優れた性能を持つ次世代の無機ハイブリッド塗料です。」
≪屋根上塗り≫
屋根中塗り乾燥後、「無機ハイブリッドコート」2回目の仕上げ塗装です。
耐候性を高めるために、塗布量に気を付けながらたっぷりと塗り重ねていきます👆
≪外壁下塗り≫
外壁下塗り状況です。
使用塗料はアステックペイント「エポパワーシーラー(グレー)」。
耐水性・耐薬品性・防カビ性に優れており、幅広い下地に対応できる外壁用下塗り材です。マイクロエマルション樹脂とエポキシ樹脂を配合した樹脂で構成されており、一般的な水性系下塗り材と比較して樹脂サイズが非常に小さいため、下地の奥まで浸透し、下地との付着力を向上させることができます。
≪外壁中塗り≫
続いて、外壁中塗り作業へと進んでいきます。ここからがお客様に選んで頂いた外壁色を塗装する工程となります。使用塗料はアステックペイント「超低汚染リファイン1000MF-IR」。
①超低汚染⇒微密で水となじみやすい塗膜が外壁汚れの付着を防ぐだけでなく、付着した汚れを雨水で洗い流す効果があるので、塗り替えた後の美観を保つ。
➁高耐候性⇒フッ素樹脂と無機成分の結合により、メーカー期待耐侯年数は20年~24年。(※立地条件、築年数の状態により異なります)
③遮熱性⇒太陽光を反射することで室内の温度上昇を抑え、塗膜が汚れにくいので遮熱効果も長持ちする。
上記のような多機能性のある優れた塗料です。
また、今回は落ち着いた仕上りにする為に艶調整を行い“3分ツヤ”に👆
(艶有り、3分艶から選んで頂けます)
≪外壁上塗り≫
中塗り塗装後、12時間以上しっかりと乾燥させてから上塗り工程です。
安心工房では外壁塗装の工程は※一日一工程までと定めています。春夏秋冬、季節に関係なく「下塗り」「中塗り」「上塗り」まで、塗装間隔(インターバル)をしっかりと守ることで塗料性能を最大限まで引き出す努力をいたします。
また、上塗り工程では「アステックプラスSW」を外壁塗料に添加して塗装を行いました。
アステックプラスSWは、防カビ性や防藻性に優れていて、約2000種の菌に対して効果を発揮します。
※元々、外壁塗料にも防藻・防カビ性は入っていますが、より高い効果が発揮できます。
≪外壁上塗り2回目≫
西面、東面は太陽光の紫外線による経年劣化が予想されますので、通常より1回多く塗り重ねて、外壁上塗り2回目(リファイン3回目)の塗装をさせていただきました(^^)
徳島市国府町O様邸③ 付帯部塗装・美壁color工法(ベース、模様、トップコート)
2024.03.28
【屋根・外壁塗装工事を行っている徳島市国府町O様邸の作業内容をご紹介します】
≪付帯部塗装≫
付帯部塗装の作業状況です。まずは下地処理の“ケレン作業”からです。
雨樋やエアコンダクトカバー表面に細かな傷をつけて塗料の付着性が良くなるように下地処理を行います。
ケレン作業後、密着性向上のために「パーフェクトプライマー」を下塗りしていきます。硬質塩ビ・金属・木部などの下地にオールマイティーに使える下塗り材になります👆
中塗り・上塗り使用塗料はアステックペイント「マックスシールド1500F」。
弱溶剤2液形フッソ塗料で、期待耐侯年数は約16年~20年。
塗料選びの際には、屋根や外壁だけに注目しがちですが、付帯部にも高耐候塗料を使用して耐用年数のバランスを合わせることが重要になります👆
「マックスシールド1500F」2回目の塗装です。
破風板(はふいた)は雨風や紫外線の影響を大きく受ける箇所になりますので、「マックスシールド1500F」3回目の塗装をさせていただきました✨
南面や西面は常に太陽光をあびていますので、他の面(方角)よりも特に気をつけて塗装を行うようにしています(^^)
≪美壁color工法・ベース1回目≫
玄関廻りのタイル調の外壁塗装です。
「美壁color工法」のベース塗装1回目を行います。
美壁color工法は単色塗り(1色仕上げ)の塗装方法と違って、外壁側を2色・3色と使って塗装を行う「デザイン塗装」になります。
単色塗りの場合、どうしても新築当時のデザイン(柄)が消えてしまいますので、“のっぺり”とした印象になってしまいます。
美壁color工法はそのような悩みを解決するために開発された塗料と施工方法で、元々の意匠性をなるべく再現することが可能です(^^♪
まずはベース色となる色の1回目の塗装です👆
(※REVOトップワンSiは下塗り不要の材料になります)
≪美壁color工法・ベース2回目≫
ベース1回目が乾燥後、ベース2回目を塗り重ねていきます。
ここでは塗装の膜厚(厚み)に気を付けながら、たっぷりと塗装を行います👆
≪美壁color工法・模様塗り≫
ベース塗り1回目・2回目の塗装後、美壁color工法の「模様塗り(デザイン)」を行っていきます👆
ある程度ランダムに仕上がるように模様付けを行っていきますが、部分的に模様が多かったり、少なかったりすると、せっかくのデザイン塗装が台無しになってしまいますので慎重に作業を進めていきました(^^;)
またデザイン塗装の場合は、私たち(職人側)とお客様のイメージの食い違いがある事も想定されますので、塗装後に必ず仕上がり確認を行っております。
≪美壁color工法トップコート1回目≫
美壁color工法の最終工程は「美壁トップクリヤーNC」で仕上げていきます。
クリヤー塗料まで塗装することで紫外線による色落ちを防止します👆
また美壁トップクリヤー中に、汚れが付着しにくい無機成分を配合。塗膜表面上に無機成分が配向することにより、親水性を持つ(水になじみやすい)層を形成します。この技術により塗膜に汚れが付着しても、汚れの間に水が入り込み汚れを洗い流します。
≪美壁color工法トップコート2回目≫
通常クリヤー塗装は1回塗りで仕上りですが、より耐候性を持たせるために2回目の塗装を行いました(^^)
≪ベランダ防水塗装≫
続いて「FRP防水」のベランダ塗装作業です。FRP防水にひび割れや劣化はありませんので、防水層を保護する役割の“トップコート”を塗り替えます。
塗装1回目、密着性向上のために「リガードプライマー」を下塗り材として塗装していきます。
下塗り乾燥後、上塗り(トップコート)です。使用塗料はアステックペイント「リガードトップ」。
リガードトップは、防水層の表面をコーティングすることで紫外線などからFRP防水を保護する役割をします。
≪門塀塗装≫
ポスト付の門塀(もんぺい)塗装です。
コンクリートやモルタルの場合、塗装前の下処理としてひび割れ(クラック)の補修がとても重要になります。特に雨水が侵入するような大きなひび割れは、建物に漏水するだけでなく媒体(構造体)にも悪影響を及ぼしますので早めの補修が必要です。
下塗り塗料はエスケー化研株式会社「水性ミラクシーラーエコ」。
性ミラクシーラーエコは塗装面への付着が良く、下地材への浸透性に優れているため上塗り塗料の吸い込みを防止する効果が期待できます。
続いて、中塗り・上塗り作業です。
一般的な“つや有り塗料”で塗装した場合、見た目はキレイに仕上がりますが、内部からの水蒸気を逃がしきれずに数年で塗装が浮いてしまうケースがあります。
ですので、モルタル壁の塗装で重要なのは、“透湿性に優れたつや消し塗料”を選ぶのがベストです。
紫外線に強い高耐候性の「フッ素塗料」や「無機塗料」で塗り替えたとしても、通気性が悪いと早期に塗装剥がれなどの不具合が発生する可能性があります。