名西郡石井町 記本耳鼻咽喉科クリニック様 外壁塗装改修工事
記本耳鼻咽喉科クリニック様① 足場組立・高圧洗浄・塗膜浮き部下地処理・屋上パラペット防水工事
2024.09.24
≪仮設足場組立≫
名西郡石井町の記本耳鼻咽喉科クリニックの外壁塗装改修工事が始まりました。しばらくの間、患者様や近隣の皆様方には大変ご迷惑をお掛けしますがご理解・ご協力をお願い申し上げます。
≪高圧洗浄(水洗い)≫
塗装工事に入る前にまずは高圧洗浄機を使って苔や藻などの汚れ、劣化した塗膜を丁寧に落としていきます。
≪既存塗膜 浮き部・下地処理≫
2階パラペット部分、塗膜浮き部の作業状況です。
まずはスクレーパーなどの工具を用いて「ケレン作業」を行い、塗膜の浮き部を剥がしていきます。
既存の下地を平滑でキレイに整えるために「カチオンポリマーセメント」をコテ塗りしていきます。(下地調整)
≪パターン合わせ(模様付け)≫
続いてセメント下地調整後のパターン(模様)合わせです。
セメントで補修した部分はフラット(平滑)ですので、補修跡が目立たないように既存のパターン(模様)に合わせます👆
まずはセメントと塗料の付着性を確保するために「水性ミラクシーラーエコ」を下塗りします。
水性ミラクシーラーエコは塗装面への付着が良く、セメント(モルタル)下地への浸透性に優れているため上塗り塗料の吸い込みを防止する効果が期待できます。
続いてパターン合わせ(模様付け)作業です。
“マスチックローラー”や“砂骨ローラー”と呼ばれる特殊なローラーを用いてパターンを付けていきます👆
使用材料は関西ペイント「アレスダイナミックフィラー」。
≪中塗り・上塗り≫
仕上塗料の中塗り・上塗り工程です。
使用塗料はエスケー化研「プレミアムシリコン」。
プレミアムシリコンはシリコン樹脂を主な原料とした“ラジカル制御型塗料”です。
塗料の劣化スピードを抑える効果が期待でき、塗装が長持ちすることで耐用年数を伸ばすことが可能です。(期待耐用年数 約15年)
水性塗料なので比較的においも少ないのも特徴です(^^)
≪屋上パラペット防水工事≫
屋上パラペットの「防水工事」です。
写真のように既存のモルタルに亀裂が多数見られましたので、塗装よりも厚みがしっかり付く「ウレタン塗膜防水」で改修を行います。
≪下地調整≫
亀裂(クラック)の下地調整として、全面にカチオン系ポリマーセメント材を塗布します。
≪プライマー塗布≫
ウレタン塗膜防水の下塗り材として“密着性向上”と下地の“吸い込みを防止”するために“プライマー”を塗布します。
≪ウレタン塗膜防水≫
ウレタン塗膜防水1回目を塗布していきます。ここからが防水層を形成する工程になります。
ウレタン塗膜防水2回目の作業です。ウレタン塗膜防水はしっかりと厚みを付けないと防水の耐久性に問題がでますので、最低でも2回は塗布しないと意味がありません。
≪トップコート塗布≫
「ウレタン塗膜防水」硬化後、紫外線や雨水から防水層を保護するトップコートを塗装して仕上げます。
記本耳鼻咽喉科クリニック様② 軒天塗装・外壁塗装・付帯部塗装・アルミパネル塗装・鉄骨塗装
2024.10.05
【外壁塗装改修工事を行っている記本耳鼻咽喉科クリニック様の作業内容をご紹介いたします】
≪軒天塗装≫
軒天塗装の作業状況です。
軒天は湿気が溜まりやすい部位になりますので、防カビ・防藻性能に優れたつや消し塗料を使用します。
まずは下塗りの塗装作業からスタートです。
中塗り、上塗り使用塗料はスズカファイン株式会社「ビーズコートBIO」。
強力防カビ・防藻効果が優れており、塗膜表面に微細な凹凸構造を施し、ハスの葉と同様のロータス効果を再現した“超撥水性塗膜”が特徴の塗料です。
また水性塗料になりますので臭気が少なく、診療中に来院いただく患者様の迷惑になるような事もありません👆
≪外壁下塗り(吹付タイル)≫
続いては外壁下塗り作業状況です。
こちらの外壁はコンクリート下地に「吹付タイル」と呼ばれる模様(パターン)を吹付塗装した仕上げになります。タイルには全然見えませんが何故そのような名称が付いたのかは私も不明です…(笑)マンションの外壁などにも、よくこの仕上げが使用されていたりします。
下塗り塗料は、下地がコンクリート(セメント)ですのでひび割れに追従するように“微弾性フィラー”と言う材料を使用します。
“ドロッ”としていて粘度が高いのが特徴です👆
≪外壁下塗り(塗り壁)≫
塗り壁の外壁下塗り作業状況です。こちらの外壁もコンクリート下地になりますが、塗装仕上げが先程(吹付タイル)とは異なります。
「塗り壁」と書きましたが、こちらは塗料を吹付するのではなく左官コテなどを使って塗料を塗りつけて仕上げた工法になります。
有名な建材メーカーですと、アイカ工業の「ジョリパット」やエスケー化研の「ベルアート」などが全国的にも多く使用されています。
この塗り壁の大きな特徴としては、艶消しで落ち着いた仕上がりと、意匠性(デザイン)が高いという点です。塗り替えする場合は、独特の“意匠性”を無くしてしまわないように、艶消し塗料で塗装を行うことをオススメします👆
また湿気などを放出するためにも通気性に優れた“透湿性塗料”を使用することもとても重要になります。
下塗り塗装が乾燥したら「クラック(ひび割れ)補修作業」を行います。
≪外壁中塗り(吹付タイル)≫
続いて外壁中塗り作業へと進んでいきます。
ここからがお客様に選んで頂いた外壁の色を塗装する工程となります。
吹付タイル仕上の仕上塗料は、ピカピカと光沢の出る塗料を塗装します。
使用塗料はエスケー化研「エスケープレミアムシリコン」です。
≪外壁(塗り壁)中塗り≫
塗り壁の中塗り作業です。使用塗料はエスケー化研「アートフレッシュ」。
塗り壁の雰囲気を損なうことなく艶消しの塗り替えが可能な塗料です。微弾性塗料なので塗装後はひび割れが発生しにくく、また粘度の高い塗料になりますので凹凸のある壁面でもたっぷりと厚みが付く塗料です。
また、防カビ・防藻効果もあります(^^♪
≪外壁上塗り≫
中塗り乾燥後、12時間以上しっかりと乾燥させてから上塗り(仕上げ)工程となります。
安心工房では外壁塗装の工程は※一日一工程までと定めています。春夏秋冬、季節に関係なく「下塗り」「中塗り」「上塗り」まで、塗装間隔(インターバル)をしっかりと守ることで塗料性能を最大限まで引き出す努力をいたします。
≪外壁(塗り壁)上塗り≫
中塗り同様、たっぷりと塗料を付けていくイメージで仕上げ塗装を行います👆
≪外壁(塗り壁)トップコート塗装≫
「アートフレッシュ」塗装後、外壁面の雨染み汚れなどを抑制する効果のある「セラミファイントップ」を塗装させていただきました。
塗り壁外壁に特化したシリコン樹脂クリヤー塗料です。凹凸のある外壁はザラザラしていて汚れが付きやすい状態ですが、そういった表面にバリヤー層のクリヤー塗料を施工する事で、汚れが染み込みにくく低汚染性能の水に馴染みやすい親水性能を付与することができます。
≪付帯部塗装≫
付帯部塗装の作業状況です。
まずは雨樋のケレン作業を行います。
ケレン作業は、弱くなった旧塗膜を剥がしたり、表面を磨いて仕上りを良くするために行います。ケレン作業を行わずにそのまま塗装をすると、早期に剥がれてしまったり、仕上りが悪くなる恐れがありますのでケレンなどの下地処理はとても重要になります。
下塗り塗料は関西ペイント「アレスダイナミックプライマー」。
優れた付着力で上塗り材との密着性を向上させます。
続いて、中塗り・上塗り作業です。
室外機ダクトカバーの塗装作業です。
雨樋と同じようにまずはケレン作業からスタートです👆
中塗り・上塗り使用塗料はアステックペイント「マックスシールド1500Si」。
期待耐候年数は約13年~16年。高耐候性の弱溶剤2液形シリコン塗料です。
ダクトカバーは既製品の色に合わせて「オフホワイト」色で塗装させていただきました(^^)
≪アルミパネル塗装≫
金属製アルミパネルの塗装作業状況です。
バルコニーの庇や柱、玄関上の庇などに使用されているのがアルミ製のパネルになります。
ケレン作業後、錆止め効果と密着性に優れた「アレスダイナミックプライマー」を下塗り塗装します。
中塗り・上塗り 使用塗料はエスケー化研「エスケープレミアム無機マイルド」。
無機成分をナノレベル(分子レベル)で複合化する無機ハイブリッド技術による無機系超耐候性樹脂やラジカルコントロール技術によって超耐候性を実現した塗料です。
防カビ・防藻性にも優れており微生物汚染に対して強い抵抗性があります。
≪鉄骨塗装≫
ベランダ手摺部分の鉄骨(鉄部)塗装です。全体的に錆が発生していましたので、錆止め塗装を行います👆
下塗り使用塗料はスズカファイン株式会社「ワイドさびストップ」。
2液形エポキシ樹脂系のさび止め塗料で、素地のさびと反応し、さびを安定状態に転換し、さびの発生を長期間抑制します。
続いて、中塗り・上塗り作業です。
アルミパネル塗装で使用した「エスケープレミアム無機マイルド」塗料でたっぷりと塗り重ねていきます。
記本耳鼻咽喉科クリニック様③ コーキング打ち替え・タイル浮き部 補修工事
2024.10.23
【外壁塗装改修工事を行っている記本耳鼻咽喉科クリニック様の作業内容をご紹介いたします】
≪コーキング打ち替え(塗装面)≫
外壁材の目地(継ぎ目)や窓サッシ廻りには、主に雨水の侵入を防ぐためにコーキング材が充鎮されています。
外壁塗装と同じようにコーキング材も経年劣化しますので、新しく打ち替える必要があります。
まずは塗装を行う範囲の古いコーキング材をカッターなどで全て撤去します。
1.コーキング撤去
バルコニー側の庇です。アルミパネルの継ぎ目(ジョイント)にコーキング材が充填されていました。こちらは古いコーキング材を剥がす作業の際、内部に溜まっていた雨水が流出してきましたので、雨天の時は破断したコーキングの隙間から雨水が侵入していたと思われます(^^;)
2.プライマー塗布
コーキング材の撤去後、マスキングテープを貼って密着性を向上させる“プライマー”を刷毛で塗布します。塗装で例えると「下塗り」の工程になりますので必ず塗布しておく必要があります👆
3.コーキング充填、ヘラ仕上げ
続いて、建物を雨水から保護する為の防水機能として重要なコーキング材を充鎮し、ヘラ等でならして仕上げていきます。
≪after≫
塗装する範囲のコーキング打ち替え作業が完了しました(^^)
使用材料は塗装前のコーキング打ち替えに最適な「ノンブリードタイプ」の変成シリコンシーリング材を使用しました。ノンブリードは塗装後にコーキング部分が黒く汚染する(汚れる)現象を抑制する種類になります👆
≪コーキング打ち替え(タイル面)≫
続いても建物のコーキング打ち替え工事になりますが、こちらは磁器タイル面の目地や窓サッシ廻りです。
磁器タイル面は外壁塗装を行いませんのでコーキング工事を行って完了となります。(通常タイル面は塗装の必要性がありませんので塗装メンテナンスはしません)
1.コーキング撤去
2.プライマー塗布
3.コーキング充填、ヘラ仕上げ
≪after≫
磁器タイル面のコーキング打ち替え作業が完了しました(^^)
≪タイル浮き部 補修工事(アンカーピンニング工法)≫
※タイル壁の調査写真になります。
一部、「爆裂」と言ってタイル自体の欠損・欠落が見つかりましたので他にもタイル浮きが無いか“打診棒”を使って全体的な調査を行いました。
やはり目視では発見できないようなタイルの浮きを複数個所確認しましたので、足場を組立している間に工事を行うほうがコスト的にも良いとの事で協議をさせていただき、タイル浮き部の補修工事を行うことになりました。
(タイルの浮きを長年放置していると雨水が侵入し、タイルの欠損・欠落や雨漏りに繋がってしまう可能性もあります)
外壁調査は全面をくまなく確認し、タイルの浮きが確認されて場所は“マーキング”を行います👆
タイル浮き箇所は大小含めて計64ヶ所にも及びました。
この際、しっかりと修繕を行いまして建物を長く安心して使っていただけるようにお手伝いをさせていただきます<m(__)m>
≪タイル浮き部 補修≫
タイルの改修方法は、「アンカーピンニング工法」といって、ステンレスピンの挿入やエポキシ樹脂を注入して外壁やタイルの剝落を防止するために浮き部の躯体を強力に接着、固定させる工法になります。
大規模なマンションや公共工事にも採用されていますので、安心できる実績のある工法になります👆
1.タイル穿孔
2.エポキシ樹脂注入
3.ステンレスピン挿入
4.タイル目地復旧・清掃
≪after≫
気になる補修跡はマスキングテープを剥がすとほとんど分かりませんので、元の状態と変わりません(^^)
タイルを撤去して貼り替えすると大掛かりな工事になり、膨大な費用が発生しますが、そうなってしまう前に対策を講じることでトータルコストも抑えることが可能になります👆